北陸の食物語 自然編

北陸の自然抜きで北陸の魚は語れない

「県の魚」とか、「旬の魚」といったものが、各地で選定されている。例えば、福井県は知名度が高い「越前ガニ(ズワイガニ)」を平成元年に制定している。それ以前の昭和63年に石川県ではイカ(スルメイカ)を県の魚に制定し、その後平成7年に、「四季のさかな」として「春:サヨリ・カレイ、夏:イカ、秋:アマエビ、冬:ブリ・ズワイガニ・コウバコガニ(メスのズワイガニ)」を新たに制定している。富山県はというと、平成8年にブリ、ホタルイカ、シロエビの三種を制定し、それぞれに富山湾の王者(ブリ)、富山湾の神秘(ホタルイカ)、富山湾の宝石(シロエビ)というキャッチフレーズをつけている。

どれをとっても「なるほどな!」と思える選定である。そして、これらはすべて、北陸の山・川・海そして日本海という自然と、長い歴史に支えられた文化がもたらしてくれる海の幸である。

この自然と先人たちの努力を思いながら、これからも北陸の魚たちを味わっていきたいものである。

北陸の食のヒミツ

日本海が美味い魚を育む
なぜ北陸の魚は美味いのか?その答えを陸上と海底の地形、そして水の流れと水塊構造から語る。
北陸は発酵食づくりに最適
発酵食品の牙城とも言われる北陸。酒や調味料からハレの日のご馳走まで、幅が広く質も高いとされる北陸の発酵食の背景をさぐる。
北陸の豊かな食の歴史
海に面し、山を背負った北陸地方。その食文化の歴史を「海の道・山の道」での交流を中心に振り返る。